損傷解析AIサービス「腐食深さ推定」の提供を開始!
- NTT e-Drone Technology
- 9 時間前
- 読了時間: 4分
~目視では困難だった腐食深さの把握を、画像だけで簡易推定~
2025年12月10日
株式会社NTT e-Drone Technology
株式会社NTT e-Drone Technology(代表取締役社長:滝澤 正宏、以下「NTTイードローン」)は、損傷解析AIサービス「eドローンAI」の錆検出機能のオプションサービスとして、ドローンカメラやスマートフォンカメラ等で撮影した鋼材の画像から、腐食の深さ(腐食による鋼材断面の欠損量)を自動的に推定する新サービス「腐食深さ推定」(以下、本サービス)を、2025年12月10日(水)より提供を開始いたします。本サービスは、NTT株式会社(NTTアクセスサービスシステム研究所)にて構築したR&D成果を活用しており、実際のインフラ構造物において平均誤差0.29mmという高い精度の腐食深さ推定を実現しています。これにより、今まで目視判断で予測していた鋼材の健全度を、定量的に評価することが可能となります。なお、本サービスやドローンで取得した点群データのインフラ点検への利活用方法をご紹介する第2回次世代インフラ点検セミナーを、2025年12月11日(木)を開催いたします。ぜひご参加ください。

1. 背景
社会インフラ構造物は私たちの生活や経済活動を支える重要な設備ですが、その老朽化は深刻な社会問題となっています。老朽化を加速させる要因の一つに、鋼材の腐食があります。腐食が進行すると鋼材の断面が欠損し、耐久性や耐荷性能が低下し、最終的には破損や崩壊のリスクを高めます。そのため、設備管理者にとって腐食箇所の鋼材厚を正確に把握することは極めて重要です。
しかし、現行の点検方法では腐食による鋼材厚の把握は困難です。現在は検査員が目視で外観の腐食を確認するのみで、腐食深さ(断面欠損量)までは分かりません。超音波による厚さ測定も可能ですが、探触子を直接当てる必要があり、設備全体で実施するには膨大な作業コストがかかります。さらに、大型構造物では足場設置など追加コストも発生します。
その課題解決のために、NTT イードローンは、NTT株式会社(NTTアクセスサービスシステム研究所)のR&D成果※1を用いて鋼構造物の検査の効率化を支援する「腐食深さ推定」サービスの提供を開始します。
※1:社会インフラの点検DXに向け画像認識AIで鋼材の腐食深さ推定を可能とする技術の実証実験を開始
2. サービス概要
本サービスは損傷解析AIサービス「eドローンAI」の錆検出機能のオプションサービスで、錆検出機能と本サービスを同時にご利用いただく事で、錆領域の検出と腐食深さを同時に解析できます。また、ひび検出機能のオプションサービスとして、コンクリートの「剥離」「鉄筋露出」「漏水」「遊離石灰」を検出する機能も、あわせて提供開始いたします。なお費用につきましては、お客様のご利用方法やご要望に応じて、お見積もりをさせていただきます。

サービスホームページ
3. 「腐食深さ推定」サービスの特長
特長① 国内初の画像から腐食深さを推定する機能
・腐食の表面を撮影した画像から腐食深さを推定する技術を社会実装したのは国内初で、他にはない機能
特長② 高精度な腐食深さ推定
・実際のインフラ構造物に発生する腐食の深さを測定したデータを収集し学習させているため、高い精度での推定を実現(実測データとの平均誤差は0.29mm)
4. 提供開始日
2025年12月10日(水)
5. イベント開催概要
次世代インフラ点検DXセミナー第2回目として、ブルーイノベーション株式会社と共同で、AIや点群データの点検への利活用法をご紹介するウェビナーを開催いたします。是非参加をお待ちしております。なお参加ご希望の方は、下記フォームより事前登録をお願いいたします。

次世代インフラ点検DXセミナー第2回
ドローンで実現する設備点検DX
~点検データを活かす解析実践編~
日時:2025年12月11日(木) 14:00~15:00
開催形式:ウェビナー(無料)
事前登録フォーム:
6. 無料トライアルの実施
本サービスの導入を検討する先着10社のお客さまを対象に、無料トライアルを実施します。腐食深さ推定で、実際に解析・可視化された結果をご覧になって頂くことで、本サービスがもたらす効果を体験していただくことができます。
<本件に関するお客さまからのお問い合わせ先>
株式会社NTT e-Drone Technology サービス推進部
<報道機関からのお問い合わせ先>
NTT東日本株式会社 経営企画部 広報室
TEL:03-5359-3711 メール: houdou-gm@east.ntt.co.jp




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