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アフリカ豚熱に備え、ドローンで「空からのイノシシの死骸捜索」を実証

  • 2 時間前
  • 読了時間: 3分

〜愛知県とSkydio X10を活用した実地演習を実施〜 

2026年3月23日

株式会社NTT e-Drone Technology



 株式会社NTT e-Drone Technology(代表取締役社長:滝澤 正宏、以下「NTTイードローン」)は、愛知県が実施したアフリカ豚熱防疫体制整備に係る野生イノシシの死体捜索演習に参画し、NTTイードローンが提供するセルラードローン「Skydio X10」を活用した広域捜索の有効性を検証しました。

 本演習は、愛知県としてアフリカ豚熱の発生を想定して行った、ドローンを活用した初の実地演習であり、山林内での迅速な死骸捜索体制を強化することを目的に実施されたものです。

 

■ 背景

 アフリカ豚熱は豚や野生イノシシに感染する高致死率の家畜伝染病であり、現在、国内での発生は確認されていないものの、ヨーロッパから東アジアにかけて感染が拡大しており、2025年10月には台湾で初の感染、2025年11月には スペインでも約30年ぶりに感染が確認されました。海外から侵入した場合、養豚業に甚大な被害を及ぼす恐れがあるため、野生イノシシの死骸をいち早く発見・回収することが極めて重要とされています。

 一方で、徒歩による山林での広域捜索には時間・労力・安全面の課題があることから、上空から効率的にできるドローン活用の可能性が検討されました。


■ 実施内容と効果等

(実施概要)

実施場所:あいち海上の森センター及び海上の森(愛知県瀬戸市)

日時   : 2026年2月18日(水曜日)

参加者 :農林水産省、東海農政局、愛知県、瀬戸市、瀬戸有害鳥獣駆除の会、品野猟友会、株式会社NTT e-Drone Technology、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー (計25名)

使用機体:Skydio X10 ※温度差を可視化できるサーマルカメラを搭載し、暗所や森林環境でも安定飛行が可能な機体です。



(検証内容)

(演習の様子)
(演習の様子)

実際の感染発生を想定し、山林内に設置したイノシシの模擬死骸(模型)をドローンで捜索。主に以下の項目を検証しました。

・広域エリアの自動飛行による上空撮影

・サーマル映像を活用し、重点捜索エリアの再捜索

・発見地点の緯度・経度の記録と報告フローの確認


 

(演習結果)

(イノシシの模擬死骸の撮影動画:赤枠内)
(イノシシの模擬死骸の撮影動画:赤枠内)

今回の演習により、ドローンを活用した上空からのスクリーニングが、一定の条件下において死骸捜索の効率化に寄与し得ることが確認されました。特に、サーマルカメラの活用により、通常カメラでは発見が難しい対象を検知できる可能性が示されました。また、広域を短時間で俯瞰できることから、地上捜索班の動線最適化を支援する手段として有効であることが確認されました。



 

■ 今後の展開

NTTイードローンは、防疫分野を含む鳥獣害対策において、ドローンによる広域調査・捜索・個体確認や出没状況の把握、撃退・忌避対策、地域と連携した運用支援などを包括的に展開しています。

今後も、今回のような感染症対策における「捜索」から、平時における鳥獣害「忌避」対策まで、自治体や地域社会と連携しながら、ドローンを活用した総合的なソリューションを提供し、地域の安全確保や農業の持続性向上に貢献してまいります。

 


本件に関するお客様からのお問い合わせ先>

株式会社NTT e-Drone Technology 

サービス推進部 普及部門agri@nttedt.co.jp

 

 

 

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