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【ANAFI Aiユーザへ】ANAFI AIの屋内や橋梁下(非GPS環境)での飛行について

ANAFI Aiのお問い合わせが増えています。特に「Skydioのように屋内や橋梁下(非GPS環境)での飛行も可能か?」という質問をよくいただくようになりました。

 

ANAFI Aiは起動してから1分以内に飛行させることができます。一刻を争う災害の現場などではとても頼りになる機体です。

 

このように手軽に飛行させることもできるため、少し広めの会議室でANAFI Aiを飛行させることも度々あります。


離陸してANAFI Aiの障害物センサーが感知しない広めの空間を、そろりそろりと飛行させる分には、問題ないのですが、Skydio2+の高精度且つ全方位の衝突防止センサーと比べるとどうしても精度が劣るため、ANAFI Aiの障害物センサーが壁や天井、構造物等に反応してしまうと機体が動かなくなるか、予期せぬ方向に移動することがあります。


よって、屋内や橋梁下(非GPS環境)では、以下の条件に留意して飛行させることを推奨しています。


(1) 障害物センサーをOFFにすること

ANAFI Aiの障害物センサーは、Skydioの衝突防止センサーと異なり、GPSとセットで機能を発揮しています。そのため、非GPS環境では障害物センサーをOFF(=機体設定obstacle avoidanceを必ずOFF)にしていただくほうが予期せぬ停止や挙動を回避することができます。


(2) ジオフェンスもOFFにし、高度5m以下で飛行させること

障害物センサーとジオフェンスをOFFにしても、下方ビジョンセンサーが機能していれば非GPS環境でも、ANAFI Aiは安定して飛行してくれます。下方ビジョンセンサーが機能するのが高度5mまでです。そのため非GPS環境で飛行させる際には、高度5m以下を推奨しています。

もし、高度5m以上や下方ビジョンセンサーが機能しづらい水面等の上を飛行させる場合、ANAFI Aiはアルトホールドのように流れる動作となります。暴れるようなことはありませんが、スティック操作でカバーしてホバリングまたは飛行させることが必要です。

また、人や動くものが機体の下側に入ってしまうと下方ビジョンセンサーが反応し、機体が予期せぬ動きをすることを確認しています。よって、機体の下に動くものが映らないようにすることもとても重要です!


以上2点を守りながらの非GPS環境での飛行は可能です。

例えば、体育館のように十分なスペースであれば練習やデモも可能です。

一方で、橋梁点検等では、高精度且つ全方位の衝突防止センサーを有するSkydio2+を利用したほうが、安全に点検業務を遂行できると考えています。


ANAFI Aiの特長である、カメラ画素数(4800万画素)や、LTE搭載機体として上空利用SIMを利用できることを考えると、ANAFI Aiは災害現場等の広域の空撮で力を発揮する考えています。


ANAFI AiとSkydio2+を適材適所でご活用ください!


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