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AC101の運用に必要なバッテリー本数について




農業ドローンの導入を検討されるお客様からよくいただくご質問のひとつが「バッテリーは何本必要なの?」というご質問です。

そこで今回はバッテリーの持ちの良さ(1バッテリーあたり最大2.5ha※)が好評なAC101において必要なバッテリー本数を1日当たりの散布面積に分けてお伝えします。


※実際に2.5ha散布する様子はこちらからご確認ください


【農家さんの場合】

1日当たりの散布面積によって必要なバッテリーの本数は増減するため、本記事ではいくつかのパターンを考えてみます。なお、今回は操縦スキルの差や積載する農薬の量を考慮して、1バッテリーあたり2haとし、充電器は1台の前提で算出しています。

①散布面積が2ha未満/日:1本 ②散布面積が2ha以上10ha未満/日:2~3本 ③散布面積が10ha以上/日:4本以上

■ パターン1「連続散布」(②③の場合)

散布作業中に使用したバッテリーの充電を行いながら、連続で散布する場合です。 充電しながら繰り返しバッテリーを使う方法として、取扱説明書に記載の注意事項に留意しながら、以下の方法があります。※一例です

a. 1ha散布したら、一番残量の多いバッテリーに交換し、次のフライト中に充電する b. 交換直後のバッテリーは急速充電で充電する c. 次に充電が必要なバッテリーがきたら、急速充電で充電していたバッテリーは通常充電で充電する


<運用イメージ>



■ パターン2「朝夕に分散して散布」(②の場合)

散布作業を朝夕に分散し、合間の時間でバッテリーを充電する場合です。圃場が点在しているという日本の圃場特性や薬効の向上・散布者の体力負担軽減・機体等の負荷軽減といった観点から、なるべく涼しい時間帯に分散して作業をすることをオススメしています。 ※時間の制約が発生するため、散布作業を分散できない場合にはパターン1の連続散布を行います。

例として、一日に5haの散布を行う必要がある場合は6~9時で3ha、16~18時で2haに分けて実施という具合です。上記の例では、気温が上がる前にバッテリー2本分を散布し充電。夕方にさらに1~2本分を散布という方法で実施するため、ご用意いただくバッテリー本数が最小限で済む、集中が途切れないなどのメリットもあります。

もちろん天候や生育状況により、短時間での散布が必要となった場合や、1枚当たりの圃場面積が一般的な圃場よりも狭く1haを複数回に分けて散布する場合は、必要なバッテリー本数が増える可能性があります。

充電方法についてご案内したので、安全にお使いいただくためのポイントとして、気を付けなければならないのが過充電です。通常は電圧検知の他、保護機能が働くため起こりえないと言えますが、「充電器使用中は常に気をつける」ことが肝要で、これはあらゆるシチュエーションで共通と言えます。複数バッテリーを使いまわしつつ通常・急速充電しながら散布している際にも、万が一のトラブルに備えて充電器を定期的に監視しましょう。 もちろん弊社のスクールを受講していただく際には、その他のバッテリーの管理についても詳しくご説明させていただいております。

請負散布事業者様向けの運用方法は別途記事化予定です。



【最後に、リサイクルについて】

農業ドローンをお使いの方から伺う、バッテリーでもっとも困っていることは、使わなくなった後の「処分」です。バッテリーは消耗品ですので、長く使い続けていただくなかで、AC101のバッテリーも処分が必要なタイミングは出てきます。 ごみ箱に捨てて終わりというわけにはいかず、自治体によって処分方法も異なるため、結果的に倉庫にそのまま……という声も聞きました。 その点、弊社はリデュース・リユース・リサイクルのさらなる推進の観点から、バッテリーの回収並びにリサイクルの代行をしております。 ※弊社指定バッテリー対象、送料のみご負担いただいております 実際にご自身の圃場への導入時に必要なバッテリー本数をお知りになりたい場合には、当社にお声がけいただければ、作物や防除方法、散布面積に応じて導入方法についてコンサルティングさせていただきます。 お気軽にお問い合わせください。

問い合わせ先 普及部門 agri@nttedt.co.jp

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