2023年5月2日に、Skydio2/2+のメジャーアップデートがリリースされています。
Skydio2+を購入する際に登録したメールアドレスに、米国Skydioよりソフトウェアアップデートのお知らせが直接配信されていると思います。
2023/5/17より機体の最新ソフトウェアの24.1.43が日本にてリリースされます。これに伴い、iOSアプリもアップデートされ24.1.1 (80)が最新となっております。
メール本文にソフトウェアアップデートの内容並びにリリースノートが掲載されていますので、購入者の責任において確認のうえ、各自でアップ―デート対応をお願いいたします。
<アップデートに際しての注意事項>
なお、重要な業務が予定されている直前に、プロポに装着予定のタブレットをインターネットに接続した場合、「Skydio Enterprise」の自動アップデートがはじまり、アップデートに伴って、それまでと異なる操作や異なる準備が必要になる場合があります。そのような事象を回避するため、重要な業務の直前(2営業日以内)に「Skydio Enterprise」をインストールしたタブレットをインターネットに接続する際には、ソフトウェアのアップデートに伴うリスクを考慮して実施ください。
■点検業務における注目のアップデート
①障害物回避機能の強化
障害物回避機能が強化されました。
Standard、Close、Minimalのすべてのモードで障害物回避機能の距離が強化され、飛行中の柔軟性と安全性が向上します。
具体的には、以下のような変更が加わっています。
障害物回避 | (1)離隔距離 | (2)狭所進入時 |
Standard | 66cm | 45cm |
Close | 15cm | 6cm |
Minimal | モードは残りますが、使用しません(実質手動操作) | モードは残りますが、使用しませn(実質手動操作) |
(1)検知範囲の縮小
Standard 羽先からの離隔距離が87cm → 66cmに変更
Close 羽先からの離隔距離が28cm → 15cmに変更
(2)狭所進入時に一時的な検知範囲を縮小
上下6つのカメラで機体が狭所かつ安全に進入できると判断した際に、検知範囲を下記の通り一時的に縮小し進入することができます。
Standard 66cm → 45cm
Close 15cm → 6cm
Standardモードで多くの狭所での活用が可能となり、特に屋外などでの利用においてはStandardモードでの運用を推奨します。
Closeモードにつきましては、屋内かつ狭所へ一時的に進入する場合に限り、細心の注意を払ったうえでご利用ください。
この機能改良により、より狭小エリアの点検が可能になる可能性がありますが、接触のリスクも増えると考えております。当社でも検証を進めます。
<参考:アップデート前後の障害物回避のSkydio2+の挙動>
②Stop at Structure機能の追加
障害物を検知し、回避の挙動をするか検知した場所で留まるかをON/OFFで選択可能となります
③GPSの受信状況が悪い時の補助機能
橋梁下など屋外でGPSの受信が十分で補足できない場合においても高度10m以上の飛行させるかの選択が可能となります。
GPSが十分に補足できない環境で10m以上高度を上げる場合、飛行中に構造物周辺を飛行し上下6つのカメラで周辺の特徴点を補足するなどしながら飛行してください。
十分な特徴点が補足できない場合不安定な飛行となる場合がございます。
■その他
被写体撮影機能のアップデートも行われています。日本ではSkydioの高機能な被写体追尾期の等を用いたスポーツの撮影などは少ないため、今後検証していきたいと考えています。(スポーツの撮影などのご要望がございましたら、お気軽にお声がけください)
<参考>Skydio Dockについて
本アップデートに伴い、Dockの障害物回避機能がどこまで改善されるかも今後検証してまいります。
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