2024年9月30日
株式会社NTT e-Drone Technology
株式会社NTT e-Drone Technology(代表取締役社長:滝澤 正宏、以下「NTTイードローン」)は、この度神奈川県の「ドローン実証実験支援事業」において、NTTイードローンが開発している鳥獣害対策ドローンを活用した提案が採択されました。
当事業は、神奈川県がドローンを活用した社会課題の解決や市場ニーズを踏まえた新たなサービスの提供を推進する支援事業です。NTTイードローンの提案では、ドローンの活用による一次産業関係者のDamage to birds and beasts(追い払い等)の負担軽減を目的とし、令和9年度末までに実用化・社会実装を目指します。
■ 本実証事業について
・公募対象
令和6年度ロボット実装促進センター ドローン実証実験支援事業
・公募内容
本事業期間内に、安全性や信頼性を十分確保した既に製品・サービスが具体化している新たなドローン及びドローンを活用したサービスについて実証実験を行い、3年以内の実用化(令和9年3月31日まで)及び神奈川県内での実装を見込めるもの
・NTTイードーンが提案した実証内容における背景
鳥獣害による農作物被害は15,516百万円(令和3年度農林水産省発表)。 一次産業従事者の被害が拡大する一方で、自治体・関連団体(全農、単協JA)の被害対策稼働も膨らんでいます。特に鳥被害対策は有効な技術が無く、追い払い等の技術確立が求められている状況です。
・NTTイードローンが提案した実証内容の概要
NTTイードローンの機体及び技術をベースとして、一般社団法人地域総研の提供する鳥獣害忌避装置「クルナムーブ」を搭載したドローンにより、鳥獣害(特に鳥)の追い払いを実施。鳥獣害対策において設置型(クルナムーブ単体で活用)での効果は既に確認できていますが、ドローンに搭載することにより、広範なエリアでも効果発揮できることを本実証によって検証いたします。
■ 具体的な実証内容について
神奈川県内の実証フィールドにて、鳥獣による農産物被害やゴルフ場でのカラス被害等の対策として、鳥獣害忌避装置「クルナムーブ」を搭載したNTTイードローンの機体による追い払い効果等を検証する予定です。
検証方法は以下を想定。
1) 空撮用ドローンにて鳥個体数、生息エリアを撮影。個体数カウントAIを活用し個体数を算出
2) NTTイードローンの鳥獣害対策ドローンによって、鳥生息エリア(コロニー等)にレーザー照射(日を別にして5~10回程度を想定)
3) 空撮用ドローンにて鳥個体数、生息エリアを撮影。個体数カウントAIを活用し個体数を再算出
4) 照射エリアの関係者に実際の被害状況の前後をインタビューし、集計
■ 機体イメージ
・機体正面
・レーザー照射時
・レーザー照射機体
<本件問い合わせ先>
株式会社NTT e-Drone Technology
サービス推進部
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